森林の落葉層は岩石の風化促進の場として機能するか

• Project/Area Number: 25K09215
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• Allocation Type: Multi-year Fund
• Section: 一般
• Review Section: Basic Section 40010:Forest science-related
• Research Institution: Forest Research and Management Organization
• Principal Investigator: 眞中 卓也 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (00784703)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 山田 毅 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (00353904)
• Project Period (FY): 2025-04-01 – 2028-03-31
• Project Status: Granted (Fiscal Year 2025)
• Budget Amount: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000); Fiscal Year 2027: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000); Fiscal Year 2026: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000); Fiscal Year 2025: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
• Keywords: 風化促進 / 森林 / 落葉層 / 有機物

Outline of Research at the Start

近年の地球温暖化の抑制対策に関して、「岩石の風化促進」の開発が推進されている。これは適切な岩石を選定・粉砕し、散布することで、自然の炭素固定反応である岩石風化を人為的に早める技術であり、これまで農地（耕作地）において有効性が実証されてきた。一方、この技術を森林に導入するにあたり、申請者たちは森林土壌表層の落葉（層）の機能に注目する。A. 炭素固定のために林床に散布した岩石粉を、傾斜地や雨の後でも保持するという、落葉層の「物理的特性」、B. その岩石の風化が、落葉の分解過程で放出される有機酸によって促進・継続するという、落葉の「化学的特性」を、様々な実環境試験・模擬試験を通して評価する。