生業基盤の確立と地域社会の形成過程の解明による古代東北北部の歴史的位置づけ

Research Project

Project/Area Number	25K16439
Research Category	Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
Allocation Type	Multi-year Fund
Review Section	Basic Section 03050:Archaeology-related
Research Institution	The University of Tokyo
Principal Investigator	太田圭東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (30908520)
Project Period (FY)	2025-04-01 – 2028-03-31
Project Status	Granted (Fiscal Year 2025)
Budget Amount *help	¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000) Fiscal Year 2027: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000) Fiscal Year 2026: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000) Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords	穀類利用 / 東北地方 / 土器圧痕 / 炭化種実 / 農耕社会
Outline of Research at the Start	東北地方における弥生時代から平安時代の歴史研究では、太平洋側地域の地域性の評価や背景にある地域社会の成立過程に関する研究が停滞している。本研究では、穀類利用の時空間的分布や変遷を正確に把握し、利用方法を既存の考古資料の比較分析から推定することで地域ごとの穀物の導入や農耕化の過程を明らかにする。その結果、人びとがどのような生業にどの程度依存して社会を形成していたかを明らかにする。そのために、あまり着目されてこなかった弥生時代以降の穀類栽培の導入の地域差と古墳時代以降の末期古墳や城柵以外の拠点の形成の有無や文献史料に残る中央政府からみた東北北部の人びとの生活の様子と考古学的検討の差異に着目する。