Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ワイン業界ではガラスボトルの製造・輸送に伴うCO2排出が問題視され、環境負荷の低いPETボトルやアルミ缶など、代替パッケージへの転換が急務である。しかし消費者は代替パッケージに否定的な先入観を持つ恐れがあるため、導入に踏み切れないジレンマもある。そこで本研究はこの問題の解決に向け、代替パッケージに対する日本人消費者とワインビジネス従事者の認識、及びそれが購買判断や消費経験に及ぼす影響を、イメージ調査、視線計測、官能評価等を組み合わせ包括的に解明する。その成果から代替パッケージへの心理的ハードルを解消するデザイン要件やマーケティング戦略を提案し、サステナブルで魅力的なパッケージ実現に貢献する。