Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
外的制御(圧力や磁場)によりディラック半金属相からワイル半金属相へ相転移させる過程で現れる新奇物性探索を目指すために、ディラック/ワイルフェルミオンを区別した検出を可能にするため、核磁気共鳴測定を用いた手法を構築する。類似した組成や結晶構造を有するディラック/ワイル半金属候補物質に対して、NMR測定を用い、(i) ゼロモードランダウ準位の観測、(ii) 磁気構造・電場勾配、状態密度などのパラメータの抽出、(iii)第一原理計算の結果をNMR測定結果で検証し、ディラック/ワイルフェルミオンの特性の違いを見出すことで、外的制御下でのディラック/ワイルフェルミオンを区別した検出手法の確立を目指す。