Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
大気や水晶体のような散乱場を通したデータ取得では、その影響の補正を担う波面計測と波面変調からなる補償光学が重要な技術となっている。これまでの光波計測では、ハードウェアに特化した技術に依存し、ハードウェア性能がボトルネック要因の大半を占めることが課題であった。一方、情報科学の発達により、ソフトウェア性能が向上し、システム全体のボトムアップが期待されている。本研究では、機械学習など情報科学に基づく手法を活用し、ソフトウェアとハードウェアの欠点を相互補完した協調設計を行うことにより更なる性能向上を目指し、これまでの限界を打破する高度な波面計測を目指す。