Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
外部からの振動により触媒反応を駆動する圧電触媒材料は低エネルギー条件で利用できる物質変換材料として、近年注目されている。圧電触媒特性は、圧電特性と表面積に大きく依存するが、サイズ効果や単結晶性の影響から、多孔質な圧電触媒の設計は確立されていない。本研究では、高表面積な多孔質材料であるMetal-Organic Framework (MOF)を圧電触媒材料として用いることを着想した。MOFの持つ優れた設計柔軟性を駆使し、無機・有機部位をチューニングすることによって、高効率な圧電触媒材料の創出し、MOF圧電触媒の反応機構の解明と学理提案を行う。