Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、スピントロニクスと熱工学の融合研究領域であるスピンカロリトロニクスに日本の伝統工芸“切り紙”のアイデアを導入し、力学的ひずみを利用した新たな熱エネルギー利用・制御機能へと展開できる技術や原理を創出する。あらゆる固体物質に適用可能な切り紙加工によって生み出される高いフレキシビリティと、フレキシブルエレクトロニクス分野で一般的に用いられる基板では精密制御が不可能なひずみ「勾配」という2つの要素をデバイス作製・材料物性制御研究に取り入れ、従来研究の延長を超える材料機能を創発する。