Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、創薬研究において重要視されているフッ素原子を第三級アルキルアミンに自在に導入できるC(sp3)-Hフッ素化反応の開発を行う。これを達成するための戦略として、第4級アンモニウム構造におけるラジカル転位を利用する。この戦略により、窒素原子のβ位やγ位、δ位といった遠隔位にそれぞれ選択的にラジカル種を発生させフッ素化を行う。また、開発した手法を実際に創薬分子に適用することで含フッ素医薬品誘導体ライブラリーの構築を行う。