Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
金属や酸化物のクラスターは、構造や組成を原子精度で制御可能なナノスケールの触媒としての可能性を秘めている。したがって応用に向けて、触媒機能と構造の相関を理解することは重要な課題である。本研究では、クラスター化合物を電極触媒に用いるための設計指針構築と新たな機能創出を目的として、異種元素の精密なドープとそれに伴う活性変調の評価に取り組む。得られた知見に基づいて、構成原子の選択的な置換や異種クラスターの複合化を行い、収率や選択性の向上、さらには新規の反応開拓を目指す。