Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
高齢者における骨粗鬆症やサルコペニアを含むフレイル、ロコモーティブシンドロームは身体機能の低下に伴う日常生活動作低下の主要な原因となっており、QOL低下ならびに医療費増大へも大きく寄与している。二段階発酵米ぬか(FRB)は、動物モデルにおいて骨粗鬆症、筋委縮を抑制することが示されている。FRBに含まれるトリプトファン代謝物によるAHRを介した炎症シグナル伝達経路の抑制を示唆しているが、他の疾患の改善機序については十分に解明されていない。本申請ではFRBによる骨粗鬆症改善に関わる、トリプトファンならびにその代謝物による分子メカニズムを培養細胞、短期動物実験、長期動物実験により解明する。