Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年のシークエンス解析技術の向上に伴い,あらゆる人の腫瘍種の発生要因の1つとして,生まれつき持っている遺伝子配列 (生殖細胞系列のゲノムDNA) の病的変異があることが明らかになってきた.伴侶猫においても悪性腫瘍が主要な死亡原因となっているが,いずれの腫瘍種においてもがん発症における遺伝的要因は全く明らかにされていない.本研究では, 申請者らが独自に開発してきた広範囲のマルチプレックスなターゲットシークエンス (TS) 系を用いて,猫腫瘍における生殖細胞系列の病的変異を解明する.