Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年低分子薬剤を利用し組織再生を誘導する試みが検証されているが、低分子薬剤は生体で使用する際に全身の細胞に対して作用する為、安全性における懸念がある。本研究では、酵素活性検出蛍光プローブライブラリーをスクリーニングすることで、損傷組織特異的なバイオマーカー酵素を探索する。これを元に、再生誘導が報告される低分子薬剤に対して、スクリーニングにより見出した標的酵素に対する基質を組み込むことで、損傷組織の標的酵素との反応後に活性型に変換される低分子プロドラッグを開発する。最終的に、開発したプロドラッグの有効性をin vivoで検証することで、狙った損傷組織特異的に再生を促進させる技術の開発を目指す。