Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究は、異性に対する選好性の神経基盤を解明することを目的としている。異性を選好する行動を学習の一形態と考え、海馬内での神経活動を分析する。海馬の神経細胞は、オキシトシン、バソプレシン、ドパミン作動性神経細胞と投射関係を持ち、これらの神経調節物質が社会的行動に影響を与えると考えられる。特に、皮質下領域(視床、視床下部、大脳基底核)と海馬との連関に着目し、in vivo電気生理学的および光遺伝学/薬理学的手法で神経活動を記録・操作することで、パートナー選好行動との関連を明らかにする。