Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ウイルス伝播に関与する宿主遺伝子は、変異しやすいウイルス遺伝子に比べ、治療標的として有望である。しかしながら、ウイルス伝播に関与する宿主遺伝子を大量並列にスクリーニングする方法は未だない。これは、様々な遺伝子をノックアウトした細胞をコロニー化し、大量並列でウイルスに感染させ、伝播効率を評価することが、現状困難であることによる。そこで、本研究では、マイクロ流体技術を用いて10^5オーダーで単一遺伝子ノックアウト細胞コロニーを生成し、ウイルス伝播に関わる宿主因子を大量並列でスクリーニングできる技術を開発する。この技術を用いて、未知のインフルエンザウイルス伝播関連遺伝子の同定を目指す。