Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
メラノーマは皮膚がんの中でも予後不良である。これまで、メラノーマに対する主要な免疫反応はメラノーマ特異的細胞傷害性CD8 T細胞(CTL) が担っていることが示唆されている。しかしながら、CTLのサイトカイン産生プロファイルなどのより詳細な機能解析には至っておらず、質的解析として不十分であることが課題である。この課題解決のためには、病態を制御するために真に有効なCTLの性状を詳細に理解することが必要である。本研究では病態制御に関わるバイオマーカー探索を行い、CTL誘導能を高めるために新規mRNAワクチンコンストラクトをデザインすることにより、治療用mRNAワクチンを開発することを目的とする。