Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ヒトにおいて、血管へのアミロイド沈着の進展様式を明らかにする。病理解析でCAAを認めた複数例の脳サンプル(前頭葉、後頭葉、小脳)を用いて、3Dイメージングを行い、Aβ陽性血管網の解析を行う。またCAAで脳表血管に沈着しやすい原因の一端を明らかにするため、疾患脳のパラフィン切片を用いた蛋白質量分析を行う。切片内の脳表血管のみを抽出し、疾患脳とコントロール群で蛋白の発現が異なるかを検討する。蛋白質量分析はかずさDNA研究所(外部委託機関)で行う。最後に,3Dイメージングを行い、Imaris上で得られた脳実質内の老人斑を同定、老人斑の量を求め、Aβ陽性血管と陰性血管との間で差があるかを確認する。