Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
新生児低酸素性虚血性脳症は周産期脳障害の一つであり、現時点で有効な治療法は低体温療法のみである。HIEへの新規治療法として、我々は多能性と組織修復能を有するmultilineage-differentiating stress enduring cells(Muse細胞)に着目した。そして2020年1月からMuse細胞製品を用いたHIEへの細胞療法の医師主導治験を行った。本研究では医師主導治験に組み入れられた症例の血液検体を用い、Muse細胞投与前後のサイトカインをはじめとしたタンパク質や循環幹細胞の変動を検証し、予後との関連性を明らかにする。