Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、Cas9を発現したY染色体レポータマウスから単離するマウス胎児線維芽細胞(MEF)を用いてゲノムワイドCRISPRスクリーニングを行う。採取したMEFにレンチウイルスgRNAライブラリを感染させ、1細胞あたり1つの遺伝子が欠損したMEFプール細胞を作製する。感染14日後、LOY細胞をセルソーターにより単離する。単離したLOY細胞のゲノム上のsgRNA配列を次世代シークエンサーを用いて解析する。mLOYの候補遺伝子を得た後は、それぞれの遺伝子をノックアウトしたMEFを樹立し、LOYが認められるか、検証を行う。これにより、どの遺伝子がY染色体喪失を直接的に制御しているかについて明らかとできる。