Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
研究代表者は、消化器疾患に対する骨格筋由来細胞シート移植治療の研究を行っている。これまでに、骨格筋由来細胞シートの移植部で血管新生因子などの発現上昇や創傷治癒促進効果がみられることを報告した。これらの研究をとおして、今回新たに骨格筋由来細胞シートに抗炎症効果があることを示すデータを得た。そこで本研究では、骨格筋由来細胞シートの抗炎症性作用の機序を解明するため、創傷部と骨格筋由来細胞の両面から炎症細胞との関わりを中心に遺伝子およびタンパク質の発現変動を調べ、炎症性消化器疾患の治療への応用の可能性を検証する。