Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
高難度である低侵襲解剖学的肝切除の手術成績向上にナビゲーション手術の有用性が期待されている。本研究では、人工知能を用いて肝実質内部の超微細脈管およびグリソン分枝の方向性を自動認識させることで、正しい解剖学的境界を容易に視認可能とする、低侵襲肝切除における新たなナビゲーションツールを構築できるか、を学問的問いとして設定した。これを検証するために、①人工知能を用いた肝実質内グリソン終末枝認識システムの開発、②大動物モデルを用いた低侵襲肝切除におけるナビゲーションツールの実践および検証、の2つを研究課題とした。