Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
半月板損傷の断裂形態で最も治癒が困難とされ、縫合法が確立されていない横断裂に着目した。横断裂に対して最も強固な縫合法としてtie grip suture(TG)がある。TGは固定性が優れている反面、生理的な半月板の動きが減少する弱点がある。TGは4本の縫合糸を関節包外で結び、半月板を関節包に固定するが、4本の内2本を関節内で縫合することで、より生理的な治癒が期待できると考えた。この新しく考案した縫合法(以下、hybrid tie grip (HTG))と従来法を力学試験で比較し、半月板横断裂に対する新たな縫合法として臨床応用することを目指す。