Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)遺伝子変異を有する進行性尿路上皮癌に対してFGFRチロシンキナーゼ阻害薬であるエルダフィチニブが米国FDAで迅速承認され、本邦においても臨床応用が期待されている。治療導入には各症例にFGFR遺伝子変異の検索が必要となるが、全症例で遺伝子検査を実施することは医療経済に負担となり、また遺伝子検査に適切な検体が症例によっては得られないことも想定される。本研究では、一般診療でルーティンに撮影される医用画像を用いて、進行性尿路上皮癌患者の各病変のFGFR変異を予測するモデルを構築し、最適な治療戦略を構築することを目指す。