Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
免疫チェックポイント阻害療法の今後の課題は、免疫賦活効果を有する治療法との併用療法を開発することである。我々は、5-アミノレブリン酸を用いた光線力学的治療(ALA-PDT)に着目し、多発担癌マウスモデルにおいて、①免疫チェックポイント阻害薬増強効果と 、②ALA-PDTによる光照射実施腫瘍と非実施遠隔腫瘍の両方の腫瘍組織内制御性T細胞が大幅に減少する可能性を見出した。本研究は、腫瘍組織内Tregの免疫組織染色により解析することで、この併用療法の効果を最大限に発揮する最適なプロトコール(ALA-PDT最適実施時期・最適回数など)を確立することである。