Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
癒着胎盤は、子宮筋層に絨毛細胞が深く浸潤して癒着するため、出産後も胎盤が娩出されず大量出血や母体死亡の原因となる。癒着胎盤のリスク因子として、前置胎盤、帝王切開術の既往、凍結胚移植などが挙げられているが、癒着胎盤の発症メカニズムについては依然として不明である。当科では子宮内膜の3次元構造解析、空間的オミックス解析、子宮内膜オルガノイド樹立およびin vitro実験を組み合わせることで子宮内膜関連疾患の病態解明に取り組んできた。本研究では、胎盤の3次元構造解析、空間的オミックス解析、ヒト胎盤オルガノイド実験を統合することで癒着胎盤の病態を解明することを目的とする。