Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
診断困難であり、かつ根本的な治療薬のない線毛機能不全症候群に対して、iPS細胞を用いて新規原因遺伝子を見いだし、病態を解明することによりから治療手段の開発に役立てる。線毛機能不全症候群患者からiPS細胞を樹立し、候補となる原因遺伝子のバリアントをCRISPR-CAS9で修復したり、および健常者由来のiPS細胞を用いて候補となる原因遺伝子をノックアウトしたiPSC細胞を樹立し、気道上皮の線毛細胞に分化誘導して、同一ゲノム背景のもと、線毛運動・構造・粘液線毛輸送能を評価することで候補となる原因遺伝子と線毛機能不全症候群の病態との因果関係を証明し、診断率向上を目指す。