Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年、遺伝性網膜ジストロフィ(IRD)に対する遺伝子治療法の研究開発が進んでいる。しかし、緩徐に進行するIRDの疾患経過の適切な評価方法が定まっておらず治療開発の妨げとなっている。そこで申請者は、近年発表された、ゴールドマン視野検査(GP)の結果を視野体積に変換する手法を用いて、IRDの原因遺伝子別の後方視的なGPの解析を通じて視野の予測モデリングを行うこととした。本研究では原因遺伝子別にIRDの視野体積を解析することで、その臨床経過に関する新たな知見を得ることを目的とする。本研究の成果は、臨床試験の組み込み患者選定の際の効果的な評価指標となり、IRDの治療法開発の進展に寄与する可能性がある。