Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
難治性角結膜上皮障害は、疼痛や視力低下、角膜穿孔を引き起こすが、既存の点眼治療が奏功しない難治例も多く、新たな治療法が求められている。その背景の下、生理活性物質を豊富に含む多血小板血漿(Platelet-rich plasma: PRP)の点眼応用が注目されている。一方で、白血球濃度により3種類に分類されるPRPのうち、難治性角結膜上皮障害に対して最適な種類は不明であり、ヒトへの有効性・安全性も未検証である。本研究では、3種のPRPにおける角結膜上皮創傷治癒促進効果を比較検証し、さらにヒトに対するPRP点眼の有効性と安全性を検証する。