Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
味蕾はターンオーバーしており、常に新しい細胞が生み出され、古い細胞は除去される。幹細胞や前駆細胞が同定され、新しく生み出された細胞が味を受容する細胞に分化する仕組みの解明は進んでいる。一方、機能を終えた古い細胞は、アポトーシスするとされている。しかし、味蕾内で検出されるアポトーシスは極めて少なく、すべてを説明できるかは疑問である。そこで、本研究は、「味蕾から古い細胞が除去される過程」を明らかにして、これまで不完全であった味蕾ターンオーバーのメカニズムの解明を飛躍的に進める。