Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
我々のこれまでの研究成果により、歯髄内の細胞障害や炎症が歯髄内の微小血管障害により引き起こされていることが明らかになってきた。近年、頻繁に行われている歯髄温存療法は、術者の主観により視覚的に炎症歯髄を除去する方法が主流であり、治療成績も不安定である。本研究課題の目的は電子顕微鏡などの形態学的手法を用いて、歯髄温存療法が必要な炎症歯髄の病態を解明し、新たな診断基準となる病態マーカーの特定やより成功率の高い断髄処置の開発を目指すことである。