Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
組織工学スキャホールドと複合化して用いる細胞増殖因子キメラタンパク質の分子設計に関する研究である。コラーゲン製スキャホールドを想定し、コラーゲン結合性ペプチド(CBP)を融合した骨形成因子-2及び塩基性線維芽細胞増殖因子に焦点を絞り、必要とされる担持安定性や放出速度を実現するために有利な分子デザインについて検討する。まず、in silico立体構造予測により適切な分子デザインの指針を得る。次に、CBPのスクリーニングを通して合理的なCBP選択を可能にする。さらに、多価結合の導入を試み、コラーゲンへの結合強度や分子サイズなどが異なる各種のコラーゲン結合性ペプチド系を提案する。