Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
生体活性チタン多孔体は優れた骨伝導を有する.しかし,骨代謝が低下している病態では骨形成作用が乏しく,広範囲骨欠損部での骨再建を確実にするには至っていない.重度骨粗鬆症では,副甲状腺ホルモンの間歇投与が骨代謝に作用することで骨質が改善されることが明らかとなっている.本研究では,重度骨粗鬆症病態における骨欠損部位において,生体活性チタン多孔体による骨再建と副甲状腺ホルモン間歇投与による骨質改善療法を併用することによる骨形成促進作用ならびに骨再建された部位でインプラント支持を評価する.以上より,「生体活性チタン多孔体と副甲状腺ホルモン間歇投与の併用による新規骨再建療法」の確立を目指す.