Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
リラキシンはインスリン様ペプチドホルモンの一種で、分娩時に恥骨結合等の線維性結合組織を弛緩させることが知られている。申請者らは。リラキシンが骨縫合の拡大促進作用および拡大後の骨形成促進作用を有することを世界に先駆けて報告してきたが、大型動物を用いた報告は渉猟し得た限り存在しない。本研究では、ビーグル犬正中口蓋縫合部拡大モデルにおける骨リモデリングに対するリラキシンの作用を解明することを目的とする。本研究で得られた知見は、リラキシンを応用した新規骨縫合部制御法の開発を促進させると考えられる。