Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ポリファーマシー(多剤併用)は、薬物の相互作用や処方・服薬の間違いに関連した薬物による有害事象の原因となり、高齢者においていくつかの健康アウトカムとの関連が報告されている。しかし、正確かつ悉皆的な投薬データを研究利用することは難しく、エビデンスは限られる。本研究では、ポリファーマシーと、高齢者の骨折や脳卒中、認知機能の低下、そして要介護状態への移行との関連について、離島における既存の地域住民コホート研究を基盤とし、地方自治体が保有する調剤情報データや介護保険データを連結させて縦断的に検証する。