Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
椎体骨折は脆弱性骨折のうち最頻で、一度発生するとさらなる椎体骨折リスクの上昇を招き、多発性の椎体骨折は円背や腰痛を生じ、日常生活活動障害と死亡のリスクを上昇させる。近年、低骨格筋量や高内臓脂肪量が脆弱性骨折リスクを高めることが報告された。地域在住男性を対象とした骨粗鬆症の疫学研究FORMEN研究では、2次コホートの初回調査でDXA法による骨密度と体組成、筋力、骨折の状況等を幅広く把握済みである。これに6年次追跡調査を実施し、X線画像を用いた形態計測による椎体骨折発生を把握し、骨格筋量および体幹脂肪量の向こう6年間の無症候性を含めた椎体骨折リスクに対する影響を評価する。