Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究は、車椅子への長時間座位保持によって慢性化した下腿浮腫を持つ高齢療養者を対象に、車椅子のフットレスト部分に振動器を組み込み、局所低周波振動刺激で血流を促進し下腿浮腫の改善効果を検証する。在宅や介護施設等で生活する高齢療養者は寝たきり予防のために車椅子座位で日中長時間過ごすことが多く、慢性疾患、身体活動量低下、栄養状態の低下などから下腿浮腫が慢性化しやすく、苦痛や転倒の要因となる。本課題では、車椅子上での局所低周波振動刺激による血流促進と浮腫改善効果を検証し、日常生活の中で実施可能な浮腫への積極的なセルフケア方法の確立を目指す。