Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
短距離競技者の曲走路疾走動作を分析した申請者らの研究では，左右脚のどちらで進行方向を変更するのか（求心力積の左右比率）は競技者間で様々であることが明らかにされている．ヒトが与えられた条件のもとで最適な動作を選択していると考えた場合，短距離競技者はどの関節がどの方向に力を発揮し易いのかなどの固有の関節の力発揮特性に応じて最適な左右比率を選択していると考えられる．さらに，曲率半径に応じて個人内の求心力積の左右比率が変化する可能性がある．本研究では，曲走路疾走中の求心力積の左右比率と競技者固有の関節の力発揮特性および曲走路の曲率半径（レーン）の関係を示すことを試みる．
