Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年コンピューティング需要は拡大しつつも消費電力も増大している.消費電力の削減を目指し,脳の構造の再分析及び電子による複雑ダイナミクスを用いたデバイスへの検討が発展している.このような潮流の中で申請者は光カオス同期現象を用いた意思決定システムやマルチモードレーザによる意思決定を考案してきた.特にマルチモードレーザは単一素子で実装でき,そのシステム的機能は並列性・統合性の可能性がありうる.そこで本研究では,マルチモードレーザに対する多入力リザーバコンピューティングへの創成を目的とし,多入力システムにおけるダイナミクス調査及び,リザーバコンピューティングの数値計算及び実験の展開を行う.