Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
我が国では、40歳以上の約4割が高血圧と判定されているが、無治療や無自覚の高血圧患者も多く、適切な介入と管理方法の確立が求められている。特に、脳血管疾患の一次予防が必要となる患者の薬物療法の開始タイミングについては、明らかになっていない。本研究では、健診・レセプトの大規模データベースを解析し、高血圧患者の適切な介入タイミングを予防効果と費用対効果の両者の観点から明らかにする。また、得られたエビデンスをもとにデータ駆動型の高血圧管理方法の提案と、今後発展が予想されるPersonal Health Recordアプリケーションを使った高血圧管理と心血管疾患予防プログラムの開発を目指していく。