Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、生体脳2光子体積イメージングにおける観察領域の拡張と、システム構築の容易さを両立可能な顕微鏡法を確立する。具体的には、平易なシステム構成を特長とする多点スキャン型2光子顕微鏡のスキャナ部分を屈折型から回折型へと変更・再設計して体積イメージングに供する。回折パターンの設計によりサンプル面での励起光の強度分布を均一化することで、体積イメージングの観察領域を拡張する。さらに大学等の共通設備でスキャナを自作可能とすることで導入費用の課題を解決する。本研究により若手研究者や生物系以外の研究者も導入を検討できる方法論へと2光子体積イメージング法の在り方を変えていく。