Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
病理検査を支援する新たな診断ツールとして,微細な空間分解能を持つマイクロCTの利用が活発に議論されている.しかし,生体組織のマイクロCT像は必然的に低コントラストとなる.そのため,組織を染色液に浸漬する手法が一般的に用いられているが,染色には長時間を要する.本研究では,高速な組織染色手法の開発を目的とし,染色メカニズムの解明や適切な染色プロトコル・染色用デバイスの構築を目指す.加えて,生体組織のマイクロCT像を安定的かつ高速に得るための画像再構成・画質補正技術を開発する.