Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
レントゲン検査では,X線の透過画像を“見る”ことにより定性的な診断が行われてきたが,画像を形成するX線光子1つ1つの情報を“解析する”ことで新たな視点からの診断手法の確立が期待できる.本研究では,光子1つ1つの解析が可能なエネルギー弁別型フォトンカウンティング検出器(energy-resolving photon counting detector: ERPCD)に着目し,ERPCDの医療応用課題の解決に向けた方法論の開発,及び実臨床条件での定量画像生成の実証を目的とする.本研究の遂行によりERPCDの医療普及を切り拓き,レントゲン検査の診断の可能性を広げる.