Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
二光子励起顕微鏡によるマウス脳のin vivo撮像は、認知症など神経変性疾患の基礎研究を支える重要な手法であり、1mm程度の最大深度で細胞レベルの高解像度撮像が可能である。こうして発見されたバイオマーカーを臨床に繋げるためには、放射線の生体透過性に頼るのがよく、PET(陽電子断層撮像法)がよく使われる。そこで本研究では、創薬研究においてマウスからヒトへのトランスレーションを加速するために、世界初となるPET/二光子顕微鏡同時撮像装置を開発する。これによりPETと二光子顕微鏡の両方において、空間的に一致した、時間差のない生理的情報を得ることができるようになる。