Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
小児医療においては、エビデンスに基づかない医薬品の適応外使用が広く行われている。本研究では、本邦で薬事承認を有する腎疾患関連医薬品の小児における適応外使用の実態を網羅的に調査し、薬事承認が必要と考えられる医薬品に対しては、公的な制度を効果的に提示する。加えて、新規医薬品を本邦に効率的に導入するため、海外関連団体とのコミュニケーションを図り、小児腎臓領域の国際協調を推進する。調査には、各国薬事規制当局の公開情報や、近年利用が活発化している大規模データベースを用いる。各医薬品の医療上の必要性、本邦での使用実態、エビデンスの集積状況等を評価し、小児腎臓病学会を含む関連学会へ施策を提案し協同する。