Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
蛍光顕微鏡は複数の細胞内分子の同時観察を可能にするが、動的な現象の観察では信号量に制限があり、同時に検出できる標識数は限られる。本研究では、細胞を急速に凍結して分子動態を固定し、分光および蛍光寿命計測によって多重検出を可能とする顕微鏡を開発する。凍結により細胞の構造や化学状態を生細胞に近い状態で保存しつつ、長時間の蛍光計測によって高精度な多重情報の取得を可能とする。凍結のタイミングを顕微観察下で任意に制御し、特定の時間・状態における多重情報を取得する。