リモートセンシングを用いた自然環境現況図の広域モニタリング手法の開発
Project/Area Number |
26350403
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Geography
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Research Institution | Tokyo University of Information Sciences |
Principal Investigator |
原田 一平 東京情報大学, 総合情報学部, 研究員 (80451748)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
Park JongGeol (PARK JongGeol) 東京情報大学, 総合情報学部, 准教授 (40337770)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2014: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | リモートセンシング / 植生現況図 / 自然環境保全基礎調査 / Terra/MODIS / モニタリング / 東日本大震災 / 生物多様性 / 植生図 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は広域スケールかつ周期的に観測可能な衛星リモートセンシングを用いて日本全国レベルの土地被覆動態のモニタリング及び環境省の自然植生調査データを補完できるような土地被覆分類図(全国植生現況図)を整備し、定時的に更新する手法開発を目的として、本学で受信しているTerra/MODISデータを用いて、雲を除去した多時期の月別コンポジットデータを整備し、全国スケールの植生現況図(2013年版,2014年版)を作成した。日本全国を対象としてISOデータ法により、植生域を40、非植生域を10に分類およびラベリングした結果、相観レベルの9クラスの分類では概ね適切な結果を得ることができた。8月だけのコンポジットデータでラベリングした結果、この森林域(落葉広葉樹林、常緑広葉樹林、常緑針葉樹林)の分類は不十分であり、春から秋までの月ごとのコンポジットデータを用いることで、落葉広葉樹の展葉時期などフェノロジーの違いによって分類されている可能性が示唆された。また、5万分の1植生図のブナ群落(自然植生)、ミズナラ群落・コナラ群落(代償植生)の分布と2013年Terra/MODISの植生現況図から抽出したブナ群落、ミズナラ群落・コナラ群落の分布を比較した結果、東北地方におけるブナ群落とミズナラ・コナラ群落とは識別が可能で、相観レベルの一つ下の階層クラスを把握できることが示唆された。次に、時間・空間分解能の異なる衛星データ(Landsat、RapidEye)を用いて、東日本大震災の被災地南相馬市における土地利用・土地被覆変化を把握した結果、森林の土地被覆変化は顕著に見られないが、農地面積は4894(ha)から236(ha)に減少、草地面積は2503(ha)から11889(ha)に増加し、震災から3年が経過しても営農がほとんど再開されていないことを把握した。
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Report
(3 results)
Research Products
(32 results)