量的肺発がん耐性遺伝子Polιの臓器および発がん物質特異的作用の検討
Project/Area Number |
26460473
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
李 康弘 高知大学, 教育研究部医療学系, 教授 (10261405)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | DNA polymerase ι / 肺 / 発がん感受性 / ウレタン / 変異スペクトラム |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は、マウスの DNA polymerase ι(Polι)がウレタン誘発肺発がん抵抗性遺伝子座 Pulmonary adenoma resistance 2(Par2)の責任遺伝子であることを、Polιのノックアウト(KO)マウスを利用して、近年証明した。また、ウレタン投与によって誘発される生体内突然変異の頻度を gpt delta アッセイ系を利用して定量し、KOマウスの肺組織における変異頻度が野生型マウスよりも1.8倍高いことを明らかにした。この差は、生理食塩水投与群では確認できなかった。今年度は、Polιによる肺発がん修飾が、発がん物質特異的であるか否かを検討する際の基本情報として、gpt deltaアッセイで獲得した肺組織由来の変異gpt遺伝子につき、変異スペクトラムの比較検討を「生理食塩水投与群」対「ウレタン投与群」ないし「野生型マウス」対「KOマウス」で行った。生理食塩水投与群では、野生型マウス、KOマウスのいずれにおいても、gpt変異体の責任変異は、G:C to A:T transition が最も高頻度に認められた。一方、ウレタン投与群では、A:T to G:C transition および A:T to T:A transversion の頻度が生理食塩水投与群に比して増加傾向を示したが、この傾向はKOマウスおよび野生型マウスの間で同様であった。つまり、変異スペクトラムはウレタン投与によって修飾されるが、Polι遺伝子のKOによっては修飾されないことが示された。結論として、Polι遺伝子産物はウレタン投与後に惹起される肺細胞のDNA突然変異のスペクトラムを修飾することなく、同突然変異の発生率にのみ影響を与えることが示唆された。このようなPolιの性質が、ウレタン以外の発がん物質に関しても共通であるか否かにつき、さらなる検討が必要である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)