Project/Area Number |
26460825
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Hygiene and public health
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
高見 美幸 (渡邉 美幸) 千葉大学, 大学院医学研究院, 技術職員 (70571355)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
能川 和浩 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (00612194)
諏訪園 靖 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (90302546)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2016: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2014: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 血清尿酸値 / 飲酒量 / ベンチマークドース / 縦断調査 / 高尿酸血症 |
Outline of Annual Research Achievements |
血清尿酸値の上昇は、これまで痛風・尿路結石症・腎臓病、そして心血管疾患である、冠動脈疾患や脳卒中との関連が明らかにされており、予防医学的に非常に重要な指標と考えられる。 本調査は、8000人の労働者を対象に、14年間の長期縦断追跡コホートにおいて、pooled logistic回帰、混合線形モデル並びにBenchmark Dose(ベンチマークドース)法を複合的に組み合わせ応用することにより、飲酒量と高尿酸血症罹患に関する量-反応、量-影響関係を明らかにし、飲酒量の閾値を許容値として算出する ことを目的としている。現在までに、対象企業に勤務し、2002年から2009年に健康診断を受診した日本人男性労働者の健康診断データ約31,000件についてデータ整理を実施し、縦断的に分析出来るようデータセットを作成している。健康診断成績の血液検査結果および身体計測結果については、個人が特定できないように匿名化している。データ整理と匿名化については、事業所の産業医と協力して行っている。健康診断結果、問診情報(生活習慣要因…年令・飲酒習慣・喫煙習慣・運動習慣、労働環境要因…職種・交替勤務)を抽出して整理し、前述のデータベースに結合した。また、育児休業により補助事業を中断し、さらには新型コロナウイルス感染症の拡大による研究計画変更が必要となり、事業所産業医と研究実施計画について見直しを行い、来年度の計画について打ち合わせを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
未就学児の養育のため、研究計画に遅延が生じている。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により研究計画変更が生じた。補助事業期間を延長し、研究を実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
データベースを完成させたのち、2002年から2016年まで追跡した対象者に関して、追跡のエンドポイントを高尿酸血症の罹患とし、また、連続的な生活習慣関連疾患指標として、尿酸値を連続変数として目的変数に用い、調査期間中の飲酒量との関連を調査する。解析においては、IBM SPSSソフトウェアを用いて、pooled logistic回帰、混合線形モデル並びにBenchmark Dose(ベンチマークドース)法を応用し、縦断調査における複合的統計モデルを確立し、飲酒量と高尿酸血症における量-影響、量-反応関係を明らかにし、毎年の生活習慣等の変動を考慮した、飲酒量の閾値を許容値として算出する。 最終年度として、研究報告書を作成する。
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