Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
申請者は、プロフィラグリンのC末端領域に着目し、このC末ペプチドがプロフィラグリンのプロセシングに影響を及ぼす重要なドメインであると仮定し研究を行った。さらに、申請者らの以前の研究データからガレクチン7とC末端領域との関わりにも注目した。フィラグリンは、前駆体であるプロフィラグリンが分解されて初めて表皮バリア機能としての役目を果たす。アトピー性皮膚炎では、プロフィラグリンのプロセシングが正常に行われていない可能性が示唆されており、このことが、バリア機能異常に影響を及ぼすと考えられる。従って、本研究は、治療の基盤を創出する上で極めて重要である。申請者はこれまでに、CMVプロモータ制御下で3種類のフィラグリンC末端領域(野生型、変異型、C末端欠損型)発現ベクターを構築した。これらのベクターをCOS-7細胞へ導入し、mRNAおよび蛋白の発現を確認した。その結果、それぞれのベクター由来のmRNAおよび蛋白の発現を確認することが出来た。また、発現量に差が生じることはなかった。従って、C末端領域が何らかの機能を有する可能性が示唆された。
All 2014
All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results, Open Access: 1 results)
J Allergy Clin Immunol
Volume: 134 Issue: 4 Pages: 957-960
10.1016/j.jaci.2014.07.054
40020962750