下部尿路機能障害治療薬による膀胱血流改善の新しい視点からの検証と低活動膀胱の抑制
Project/Area Number |
26861262
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Urology
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
横川 竜生 福井大学, 医学部附属病院, 医員 (60529353)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 膀胱血流 / 低活動膀胱 / 下部尿路閉塞 / 膀胱自発収縮 |
Outline of Annual Research Achievements |
下部尿路閉塞(BOO)モデル動物や高血圧モデル動物で認められる各種下部尿路症状治療薬による膀胱血流の改善は薬剤の有する血管拡張作用に単に依存するのではなく、それらモデル動物においてみられる膀胱蓄尿期の不随意性膀胱収縮(non-voiding contraction, NVC)を各薬剤が抑制することが関与していることを証明すべく、α1遮断薬シロドシンをBOOラット(尿道狭窄ラット)と正常ラットに投与して膀胱血流の変化を検討した。 BOOラットではすべて膀胱内圧測定で蓄尿期にNVCを認めたが、正常ラットでは認めなかった。そして、ハロタン麻酔下・膀胱内圧10cmH2Oの条件下で膀胱内圧を持続的に測定したところ、すべてのBOOラットはNVCを示したが、正常ラットではNVCを認めなかった。 ハロタン麻酔下・膀胱内圧10cmH2Oの条件下で測定したシロドシン投与前の膀胱血流をBOOラットと正常ラットで比較すると、BOOラットの膀胱血流は正常ラットと比較して約40%に減少していた(p<0.001)。シロドシンを経静脈的に0.01 mg/kg、0.1 mg/kg投与すると、シロドシン0.01 mg/kgではBOOラット、正常ラットともに血流にほとんど変化を認めなかったが、0.1 mg/kgではBOOラットで約15%の血流の増加、正常ラットでは約5%の血流の増加を認め、BOOラットにおいてシロドシンの血流改善効果が高い傾向を認めたが、実験したラット数が十分でなかったためか有意差は認められなかった。 シロドシン0.1 mg/kgでBOOラットでNVCの抑制を認め、BOOラットで良好であったと考えられるシロドシンによる血流改善効果はNVCの抑制に一部因るものであることが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)