Project/Area Number |
26881001
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Risk sciences of radiation and chemicals
|
Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
久保田 彰 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (60432811)
|
Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2015-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | ゼブラフィッシュ / PXR / AHR / シトクロムP450 (CYP) / 細胞内受容体 / クロストーク / シグナル伝達 / PCB |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の成果は、以下のように要約できる。 (1)発達期ゼブラフィッシュにおいてpregnane X receptor(PXR)の標的遺伝子の発現量を変動させる化学物質を探索した。受精後48時間の胚にビスフェノール類(BPA、BPF、BPAF;各0.001μM~10μM)を曝露したところ、いずれもPXR発現量に影響を及ぼさなかったものの、シトクロムP450(CYP)3A65発現量を低下させる傾向を示した。 (2)複数の雌雄成魚のランダム交配から得た受精卵(20個/ペトリ皿)を用いてクロトリマゾール(CLO;3μM)の曝露試験を繰り返し実施したところ、CYP3A65の誘導性に実験間で差異が認められた。CLO応答性およびCLO低応答性を示した実験について、それぞれPXRの塩基配列を解析したところ、一塩基変異(SNPs)の出現パターンに差異が認められた。一例として、184番目のアミノ酸はCLO応答性ではセリン(pxr*1型)、CLO低応答性ではイソロイシン(pxr*2型)が顕在化していた。これらPXRアレルとCLO応答性/低応答性の関連性については今後の課題となった。 (3)ゼブラフィッシュ胚でPXR・aryl hydrocarbon receptor type 2(AHR2)・CYP1/2/3分子種の発現調節に対するPXR・AHR2の役割を、モルフォリノアンチセンスを用いた遺伝子ノックダウン法で検討した。得られた結果より、PXRはセルフアップレギュレーションされること、ならびにPXRはAHR2・CYP1/2/3分子種の転写調節に、AHR2はPXR・CYP1/2/3分子種の転写調節にそれぞれ関与することが明らかとなった。こうした結果は、PXR・AHR2シグナル伝達系の間に双方向性のクロストークが存在することを示唆している。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|